winter blossom

藍ちゃあああああん;;;;;;;;;;;;;;

お待たせいたしました

大天使美風藍√です


※これまでの続きです。


ASをプレイする前から藍ちゃんがほんとうはなんであるか知っていたので、ある程度のことは知っていたのですが、これほどまでとは思っていませんでした。

確信には触れませんが、つらつらとレポりたいとおもいます。お付き合いくださいませ。


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共通√を終え、藍ちゃんを選択。「僕は恋なんかしないよ


アアッ;;;;;;;;;;;;;;; すでに号泣しそうです。

他√と同じようにパートナーになった挨拶にいこうとする春歌。しかし、例のごとくなかなか会うことができません。あろうことか、美風藍大天使が主演をつとめる「人魚の涙」という映画の打ち合わせに潜りこんでしまいます。

部外者である自分がいることをちょっと気まずく感じる春歌。しかし、そういったところを大天使美風藍は見逃してはくれません。 「関係者でもないのにどうしてここにいるの?」と問い詰め、さらには「パートナーの件なら断ったはずだけど?」と可愛らしい唇から言います。


断られていた。


少し話が逸れるのですが「先輩組のなかからパートナーを選んで、クリスマスユニットを成功させて、歌謡祭で優勝しちゃいなサーイ!」と社長から言われた際に、事務所の良心ありケンカの王様であるリューヤさんが「まさかあの問題児かよ…」みたいなことを言うのですが、今まさにそれを実感します。

誰からも僕をパートナーになってくれてうれしい!と言われないミューズ…。

さらに、藍ちゃんの苛烈な攻撃は続きます。「ここまで言ってもわからないかなぁ」「8bitなの?」「現にきみは、なにも言い返せてないじゃない」


すごい…これで15歳です最年少です…口答えの隙を一切与えない…。

でもでも、藍ちゃんのすごいところは「間違ったことは言ってない」ところなんですよね。たしかに、気遣いやお察し力などはないけれど、でも「言っていることは間違ってない」それを言ったからどうなるとか、嫌われるとか一切考えてないところが素晴らしいなぁとおもいます。誰にも媚びらないし気取らないし、ありのままをありのままに伝えられることはすごいなぁとおもいます。

そんなこともありながら「恋」や「誰かを好きな気持ち」がわからない藍ちゃんは、春歌が差し入れにもってきた「マリンゼリー」を一緒に食べたことをきっかけに、春歌を「演技指導役」に任命します。なんだろう…この年下に命令される気持ち…。大人を踏み外しそうになります。


「キスってどうやるの?」「これだと鼻がぶつかるんだけど…」「首を傾げる?こう?」



なんなんでしょうこの羞恥プレイ。


でも、大天使藍ちゃんはすごく真面目にやってる。真面目に、好きということはどういうことなのか、恋とはどんなものなのかを物凄い勢いで吸収しようしとしている。だから、だめとは言えない。やだ、とは言えない。

うたプリのお約束になっているミューズの風邪イベントでは、大天使が看病してくれます。年下にお説教をされながらも、藍ちゃんが初めて誰かの為に作ってあげただろううどんを食べる春歌。この後、まさかの事故ちゅーをしてしまうんですけど、すぐに「キスはしたけどデートじゃない」と言われます。


混乱する寿嶺二と春歌。


けれど、藍ちゃんは日に日に成長していきます。映画の共演者に因縁をつけられたときに「…かばってくれてありがとう」と言ったり、初詣に晴れ着をきていくと「悪くはないね、華があっていいんじゃない?普段より大人っぽくも見える。ふしぎだ」と言ってくれたり、と、飾らず素直に言ってくれるところがもうなぁ~~~~~~とおもいます。たぶん、元々自分の気持ちを隠さない性分なのもあるとおもうんですけど、なにも背負っているものもないからなんでしょうね。成人組は過去や生い立ちや国を背負っていますが、藍ちゃんにはそれがない。成人組からみれば、それがとても自由で眩しくみえるでしょうし、藍ちゃんからみれば、なにかを背負える成人組が羨ましいのではないのではないかなぁ、とおもいます。

その後も、停電してしまった観覧車のなかでわが身を顧みずに守ってくれたり、なぜか海が苦手な藍ちゃんを少しでも楽しませようと水族館デートをしたり、クリスマスにはマフラーをくれたり、一緒にショッビングしたり、と、ゆっくりと時間をかけて距離を縮めていきます。なんでだろううなぁ~~~~普通乙女ゲーはこうったものがあるものだとおもうんだけど、なぜ美風藍にきてようやくでてくるのか。なぜこれが成人組にはできなかったのか。

少しずつ、少しずつ、「恋」とはなにか「好き」とはなにか。感情を理解しはじめていく藍ちゃん。しかし、それを理解して大事にしていきたいとおもえばおもうほど、メモリは悲鳴をあげ、ついに藍ちゃんは自分が産まれた意味を知ります。

個人的にすごく衝撃だったのは、生命維持装置を藍ちゃん自ら切りにいったときですね。普段の藍ちゃんからは想像もできない突飛な行動だったのでびっくりしたんですけど、でも、そうまでして「美風藍」個人として生きたかった藍ちゃんのことをおもうと、ほんとうに胸が詰まります。


そして、終盤での「きみを絶対にデビューさせる。だから、ぼくのパートナーでいてくれる?」

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なんだろうこの…成人した他三人は言ってくれなかった言葉を最年少が言う台詞…。どういうことなんだろう…。

このあたりからもううるうるきていたのですが、藍ちゃんが「幸せな思い出を作りたい」と言うので、春歌も、後輩である翔ちゃんや那月も努めてそうします。「誰かを好きになれること」「誰かを好きになれて幸せだということ」に感謝をしながら、今目のまえにある大好きなひとをみつめながら、歌謡祭までの一日いちにちを大事に過ごしていきます。だけど、春歌の曲が歌いたい。この身体が壊れてもいい。春歌の曲を歌わせて。そう願うたびに身体は少しずつ壊れていきます。

そして、歌謡祭当日。もういいだろ藍ちゃん幸せになるしかないだろ、とわたしの勝手なおもいを悟ったのか、今まで散々、「僕のことかなしまないでほしい」「ねぇ笑って、僕の残りのメモリはきみの笑顔でいっぱいにしたい」と言っていた藍ちゃんが、「本当は消えなくないよ」「ずっとずっと一緒にいたい」と本音を言ったときにはもう号泣…………。藍ちゃんも怖かったんだね嫌だったんだね、とおもうと胸がいっぱいになりました。涙で目のまえがみえない。


最後の力を振り絞って、なによりも大好きなひとの曲を歌って、藍ちゃんは停止します。


この時点でもう限界なのに、エピローグで「ただ二人、四ノ宮さんと翔くんはなにが起こったのかを理解したのかわたしと一緒に泣いてくれた」と言う一文。


藍ちゃああんんんン ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

あの、ほんとうにこれ何度もおもうんですけど、藍ちゃんが、美風藍として、ひとりの人間、ひとつの人格として生きていくためには、春歌だけではなく那月や翔ちゃんの存在も絶対的に必要だったんじゃないかなぁとおもいます。マスターコースで「自分とは違う」音楽性や才能を持つ後輩に出会って、少なくとも「ひととはどういうものなのか」「音楽とはどういうものなのか」を理解していたからこその、ASがあるんじゃなかなぁって…。マスターコースの後に春歌に出会ったからこそ好きになることができたんじゃないのかなっておもうのです。 きっと、美風藍というひとにとって、なにひとつ欠けていいものはなかった。那月も翔ちゃんも、嶺二も蘭丸もカミュも、QUARTET NIGHTも、シャイニング事務所も、春歌も、なにひとつ欠けていいものはなかったんだろうなぁとおもいます。


最後のスチルでわたしの涙腺自体がなくなりましたけど、winter blossomを聴くたびに藍ちゃんの思いの深さを知ります。

藍春を幸せにする神様になりたい。